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『NANA』シンデレラストーリーを覆した、シビアなリアリズムとは

パンク
1: 痛いニュースフラッシュ 2022/08/24(水) 20:19:24.61 ID:CAP_USER

いま、漫画『NANA―ナナ―』のリバイバルが起きている。作者である矢沢あいの原画展『ALL TIME BEST』がはじまった日本においてはもちろん、その波は海外にも及ぶ。

例えば、バーバリーの広告にも起用された韓国出身モデル、ソラ・チョイは、80万以上のフォロワーがいるInstagramで『NANA』を意識したスタイリングをたびたび披露し、定期的にSNSバイラルを起こしている。また、8月にロサンゼルスで行なわれたブラッド・ピット主演映画『ブレット・トレイン』のワールドプレミアでは、日本のキヨスクを模したセットに『NANA』の単行本が置かれていた。2020年、『The New York Times』において、アニメ版の画像が「Z世代に人気なミーム」として紹介されたこともある。

2000年から2009年にかけて連載され、革命的少女漫画と評された『NANA』(現在は作者療養のため休載中)。海外での受容を通して、その魅力を再発見してみよう。

■Y2Kブームと共鳴しふたたびトレンドとなった『NANA』ファッション
『NANA』再注目の理由として、一番に挙げられるのがY2Kファッションブーム(1990年末から2000年代初期の大衆文化リバイバル)だろう。同ムーブメントは、米国発のポップパンク・リバイバルも内包している。それゆえ、2000年代文化の象徴であり、パンクロックバンドの物語でもある『NANA』のファッションは、トレンドど真ん中なのだ。

2000年代の日本でも、『NANA』が社会現象となった一因は、広い読者層が憧れるスタイリッシュなデザインだと論じられていた。同時に、米国ファンによる「アメリカのアニメーションとは異なり、ティーンが参考にできる現実的なファッションだった」という回想も注目に値するだろう。ヴィヴィアン・ウエストウッドなどのアイテムに彩られた『NANA』のスタイルは、非日常的な魅力を放ちつつ、今日の若者も取り入れられる実現性を兼ね備えているのだ。

■すべての女の子に『NANA』が必要」正反対の二人のあいだに無数の存在を見出す
「ねえ ナナ
あたし達の出会いを覚えてる?
あたしは運命とか信じちゃうタチだから
これはやっぱり運命だと思う
笑ってもいいよ」
- (『NANA』2巻より)

英語圏ファンダムで人気が高いキャラクターは、ロックバンドのボーカリストを務める主人公・大崎ナナだ。漫画にまつわる情報を発信するカナダのウェブサイト「CBR」による2022年の記事『もっとも優れた描写の女性キャラTOP10』でも強調されたように、読者からとくに共感を集めるのは、険しい人生のなかで夢とキャリアを諦めなかったナナの姿勢とされる。

もう一人の主役、ハチこと小松奈々の存在も大きい。「かわいいお嫁さん」願望が強いと同時に仕事のやる気が著しく低いハチは、欠点も多い「普通の女子」として日韓で共感を集めたという。他方、北米においては「強い女性」的ロールモデルから逸脱した主人公とされた。

もともと、作者の矢沢あいは、二人の主人公の性格、環境に極端な差が出るよう設定したという。その対照的な二人が出会い、親友となるストーリーこそ『NANA』の魅力の根源だろう。ナナとハチの友情は、異なるタイプ同士のシスターフッドとして、世界中の読者に希望を与えていった。フェミニズム評論ライター、ノーティー・ニンジャは、2000年代当時用いられていた「すべての女の子に『NANA』が必要」というキャッチコピーを引いて、その可能性を論じている。

「両極端な主人公二人のあいだに、無数の女性の存在を見出すことができる。すべての女の子のための居場所、それぞれの青春の物語を。たしかに、すべての女の子に『NANA』が必要なのかもしれない」
- (ノーティ・ニンジャ、筆者抄訳)

■約束されたハッピーエンドは存在しない。シビアなリアリズムにこそ人気の理由が宿る
国内外で共通する『NANA』ヘの評価は「アンチ・シンデレラストーリー」ということだ。作中、夢見がちなハチに、恋人としての「運命の相手」はいない。それどころか、親しみある彼氏、章司に予想外の浮気をされたあとには、音楽スターであるタクミの「大勢の愛人のなかの一人」と自覚しながら逢瀬を重ねる……といった激動をひた走っていく。そして、未来から過去を振り返る視点で描かれたモノローグでは、成長したハチ自身がプリンセス幻想を否定するのだ。

「ねえ ナナ
シンデレラのガラスの靴はピッタリなのになんで途中で脱げたんだろうね
王子様の気を引く為にわざとやったとしか思えないんだけど
何をやっても空回りの一人芝居で幸せになりそこね続けた女のひがみかな」
- (『NANA』12巻より)

以下リンク先で

CINRA 2022.08.24 Wed
https://www.cinra.net/article/202208-nana_dnmkmcl

引用元: https://egg.5ch.net/test/read.cgi/moeplus/1661339964/

2: 痛いニュースフラッシュ 2022/08/24(水) 21:01:50.06 ID:hyeSSI9p
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